南天とサルスベリ
バンブー花壇の木を久しぶりに切った。この時期は夏よりも回数は減るが、毎回、ああそろそろ切らないと家の前が森になってしまう‥と思いながらも、南天もサルスベリもその他のものも枝が硬かったり屋根の上まで伸びてしまって切るのが結構な重労働なので、億劫になってしまう。今日もゴミ袋4袋分切った。作業してると、だいたい誰かが話しかけてくるが、今日は自転車に乗った奥さまが、「これもらっていい?緑の方。」と南天の木を指差すので、はいどうぞ、と言うととても喜んで嬉しそうにどれにしようかなぁ〜と選んでいた。私も作業が減るのでありがたい。すると、また別の自転車の奥様が来られて、わあ、私ももらっていい?と来られた。サルスベリの実のついた木を、「私、染め物やってるんだけど、これでできるかしら?」と迷っておられたが、調べてからにする、ともう1人の奥様に、これ、水に浸けたら育つ?と聞いて、育つわよ〜などと会話をしながら南天の木を嬉しそうに貰っていった。その後、1人目の奥様がまた通られて、近くでお店か何かされているのか、「緑をカウンターに飾ったら、とっても華やかになったわ!緑が欲しかったの。ありがとう!」と颯爽と去っていった。何だかすごく不思議な気分になり、私にとっては捨てるもので、家の中に飾るということもしてなかった。母がたまに切ってカウンターの花瓶に挿しているが。別の人にとっては、ありがたいもので芸術作品になる。夏は毎年、サルスベリが満開の時は、生け花をされている方が貰いに来ていた。
染め物も楽しそうだ。染め物をされる奥様が、バンブーの外の竹の絵をとても誉めてくれた。染め物の時に、絵を描くのでいつも素敵だなと思っていたという。どなたが描かれたの?と聞かれた。姉がお店を作ったので、というようなお話をして、夜は出られないけど、お昼に喫茶店だったら来たいわ、と帰られた。
そんなことで、私も木を飾ってみた。緑があるって良いなぁ。
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